映画の上映期間ってどうやって決まる?上映期間を予測する裏技

あの映画、上映期間いつまでだろう…。映画館に最も多く寄せられる質問。

そんな誰しも気になる映画の上映期間はどうやって決まっているのでしょうか?劇場に問い合わせても曖昧な回答しか返ってこない!そんな方へ、映画の上映期間について詳しく書いていきます。また、上映期間を予測する裏技も伝授します!

映画の上映期間について

 

まずは映画の上映期間についてです。具体的にその期間ってどれくらいなんでしょうか?

作品の入れ替わりは激しい

まず大前提として、映画館の作品の入れ替わりはとても激しいです。毎週新しい作品が公開されますが、シアターの数は限られています。多くて十数個のシアターで、映画館としての利益をあげながら色々な作品を上映しなければいけません。

そのため、映画の1日の公開回数は週ごとに減っていきます。公開初週が1日に5回上映されているとすると、次の週には4回、さらに次の週には3回と段々と上映回数は減少するのが常です。

毎週公開されているため、当然のことながら毎週作品の上映スケジュールは変更されます。映画の上映スケジュールに関する詳しい記事はこちら。

「なぜ、この時間に上映が…」映画館の上映スケジュールはこうやって決まる!

2018年8月21日

上映期間は映画館によって異なる

そもそも、映画作品の上映期間は映画館によって異なります。隣町の劇場ではまだ公開している作品も、最寄りの劇場では既に公開が終わっているなんてことは珍しくありません。

この違いについては詳しくは後述しますが、例えば都心の劇場の上映作品とベッドタウンである地方の映画館の上映作品は大きく異なります。前者では若者向けの映画や、ちょっとマニアックな映画まで色々と公開されていますが、あまり子供向けの作品は公開されていません。週末に子供を連れて都心まで出て映画を観る人というのはあまりいません。

しかし都心のベッドタウンとなっている地方の映画館では、週末に子供を連れて楽にアクセスできることから、子供向けの作品を多く取り扱っています。都心の映画館でも上映されない作品も上映されています。

前者では若者向けの作品は長期間上映しても集客が見込めますが、後者では同じようにはいかず、早めに上映期間を終わらせることが多々あります。ですので、その映画館の客層によって上映期間は異なるという前提があることを覚えてください。

上映期間の長い作品って?

では単純に全ての劇場で上映期間の長い作品ってどういったものがあるのでしょうか?今年の映画で例えるなら、『ボヘミアン・ラプソディ』はどこの劇場でも長期的に上映期間が設けられています。過去の作品を挙げるのであれば、『アバター』はどこの劇場でも長期間上映されていました。

つまり、興行収入がそもそも高い映画は、どこの劇場でも上映期間が長く設定されます。これはリピーターの多さや、口コミが広がって普段映画を観ない層が映画館に運ぶ、つまり社会現象となるときによく起こります。

ただし時たま、『カメラを止めるな!』や『桐島、部活やめるってよ』、『この世界の片隅に』のように、口コミで異常に興行収入が伸びて、上映館自体が時間差で段々と拡大されていくケースもあります。これは「今話題のこの映画を上映すれば動員が見込める」という映画館側の判断で、公開日から遅れた時期でも上映が決定されます。

上映期間の決定方法

 

本題の上映期間の決定方法です。前項でも少し触れましたが、どういった基準で上映期間が決まるのでしょうか?

基準その1:観客動員数

まず一番大きな基準になる、観客動員数です。動員数と言っても、先ほども述べたように映画館の作品の入れ替わりは激しくなっています。ですので最も基準になるのは映画公開初週の観客動員数です。この一週間で全てが決まると言っても過言ではありません。一度映画が封切られると、多くの人はなるべく公開日やその週末に映画を観ようとします。

公開初週の段階で満席続きなのであれば、その後の上映期間は長めに設定されます。逆に、よく言われる初週で「コケて」しまうと、その後の上映回数は一気に減ってしまいます。これは日本だけでなく、全世界共通の基準となっており、各種映画ニュースサイトなどでは注目の作品の初週の動員数を報じることが毎週の慣例となっています。

実はこの初週の観客動員数にはカラクリがあって、洋画は毎週金曜日に公開されることが多くありますが、最近は木曜日や水曜日に前倒しして公開されることもあります。これは金曜日で公開するよりも早く公開して、なるべく多くの観客動員数を稼ごうとする狙いがあります。

基準その2:話題性

次に基準となるのはその映画作品が持つ話題性です。有名俳優が出ているか、何かしらの賞レースで受賞しているか、など広報的な視点から判断されます。ただし配給会社との取り決めで、最大でも●週間は公開する、という縛りがある映画もあります。ただしこの基準は、映画公開初週のスケジュール決定の際に使われるため、「話題性はあったのに動員はなかった」なんてことも。

話題性があるからと言って、公開初日に映画館の一番大きなシアターで動員数を確保しようとしても、半分以上空席になってしまうと、その映画は次の週から映画館の小さなシアターでの上映となり、公開回数も減り、上映期間も短く…。踏んだり蹴ったりですね。

基準その3:過去の各劇場の入り具合

最後の基準は、その劇場の入り具合を過去のデータを元に参照し、自分の劇場の客層とその映画の客層があっているかが判断されます。

これは最初の方で述べたように、例えばいくら話題性がありそこそこの観客動員数が全国であがっていても、全く違う客層の人口が多い地域では同じ上映期間で上映したり、公開回数を増やしたりはできません。

この判断は、いくつかの縛りはあるもののその映画館の支配人が行います。都心の映画感でヒット作が連日満席になっているからといって、同じようにその映画の上映期間を1ヶ月伸ばしたり、映画館の一番大きなシアターで公開したりはできない、ということですね。

上映期間を予測する裏技

 

何度か映画館に気になる作品の上映期間を問い合わせた人もいるはず。実はこれ、わざわざ問い合わさなくても予測はつくのです。

上映回数で予測する

まず自分が行く予定の映画館のスケジュールをオンラインか劇場のスケジュール表で確認します。

この時その作品の上映回数が1日のうち

1回の場合・・・残念ながら次の週には公開されていないかもしれません…。

2回の場合・・・もしかすると、次の週には公開されていないか、朝早くの1回だけや夜の1回だけの上映に切り替わるかもしれません。

3回の場合・・・まだ二週間は大丈夫でしょう。ただし段々と上映回数は減っていくので、注意が必要です。できれば上映回数の多いその週に行きましょう!

4回の場合・・・1ヶ月は大丈夫かと思います。1日の上映回数が5回や4回の作品は大体が公開初週の作品なので、よっぽど大コケしない限りは安心してください。

という風に予測をたてる事が出来ます。翌週で終わってしまうような黄色信号の映画作品は、大体スケジュールに「●月●日で上映終了」と書いてくれているので、一発でわかります。

一番わかりにくいのが1日の公開回数が2~3回の映画です。その週の動員数によってはいきなり終了という可能性もあります。客が入らない映画をいつまでも公開しておくことができない映画館側の気持ちもわかってあげてください…。

劇場に問い合わせる

なんだかんだとこれが一番早いのですが、映画のスケジュールは一週間ごとに決まります。そのため、映画館スタッフも次の週のスケジュールを把握していません。そしてそのスケジュールは、スケジュール決定の週の動員数などで左右されます。だから実際のところ、スタッフも支配人も予測がつきません。

そんな時は、最後の手段です。付け焼き刃であまり参考にならないかもしれませんが、映画のニュースサイトやSNSを駆使して、まだその映画に言ってる人がいるか、興行収入はどうなっているか見てみてください。まだ作品自体が興行収入ランキングの上位に入っているようであれば、最寄りの映画館では上映期間が終了していても、他の映画館では上映している可能性があります。

まとめ

映画の上映期間は、多くは終了が近づくとアナウンスがされますが、その入れ替わりの速さから予測したり、劇場に問い合わせてもはっきりとはわかりません。ここで書いたことはあくまでも目安にはなりますが、実際に僕がなかなか観たい作品を観に行けない時の基準にしてたりします。






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PROFILEわたしが書きました。

いとうMgr.

某大手シネコンにて、アルバイトスタッフとして4年間勤務して、喜びも悲しみも味わった男性。
映写技師からポップコーンの販売まで、4年間勤めてみればアルバイトのほとんどをこなせるようになっていた。好きな映画はエドガー・ライト作品。大手シネコンではエドガー・ライト作品は中々上映されず、当時は憤りを抱いていた。