世間は新型コロナで地獄のような日々。様々な業界が打撃を受ける中、映画館も例外ではなく休館が続き、新作映画は公開延期のオンパレード。
でも僕らには動画配信サイトがある!ここ数年で質・量共に人生を三回繰り返して観きれない量の旧作やオリジナル作品を公開しています。
映画館にいけない間、「お家映画」と題して配信サイトオリジナル作品のネタバレなしレビューをしていきたいと思います。
どんな映画?
一言ストーリー
『アベンジャーズ』の戦いがひと段落し、再び体も引き締まった雷神が、傭兵としてインドを舞台に大暴れ!ギャングの息子を助けるために、警察やギャングに追われながらもハンマーではなく現代の銃火器を手にドンパチを繰り広げます。
配信サイト
こちらはNetflixオリジナル作品。Netflixといえば、アカデミー賞でも話題を浴びた『マリッジ・ストーリー』や『アイリッシュマン』『ローマ』など、映画館公開ではないけど、超面白い作品を多く制作しています。
NetFlixは動画配信サイトの中でもっとも稼いでいて、もっとも独自路線を突っ走っているサイトですので、お家映画には最適です。
監督情報など
監督はスタントマン経験のある、サム・ハーグレイブ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でのスタントコーディネーターや、キャップのスタントマンなどの務めていました。本作が初監督作品です。
ちなみに脚本は『アベンジャーズ』シリーズには欠かせないジョー・ルッソ。製作ではルッソ兄弟が絡んでいるなど、かなりマーベルシリーズとゆかりのある作品です。
レビュー
とにかくアクションすげえ
『タイラー・レイク』は兎に角テンポよく進みます。撮影技法もかなりスタイリッシュで、何より、劇中冒頭で繰り広げられるワンカット風のカーチェイス劇は手に汗握る緊迫感!
アクションの内容を例えるなら、筋肉版『ジョン・ウィック』。ジョン・ウィックはスマートにハンドガン一丁で大量の敵を抑え込みますが、タイラー・レイクは一味違う。雷神持ち前の筋肉で敵をねじ伏せます。
あとルッソ兄弟が関わっているマーベル映画の特徴として、キャラが飯食うシーンが多い。今回も、タイラー・レイクがギャングの息子を助け出した後に、彼に食事を進めます。こういう銃と血の匂いが満ちた映画の中の一瞬の休息って、いいですよね…。
カーチェイスからスナイパーとの駆け引きまで、とにかくアクションがすげえです!
は?となる場面もありますが…
いくつか気になる場面もあります…。Netflixの代表ドラマ『ストレンジャー・シングス』に出ているある俳優が出演しているのですが、彼が出ている意味が物語上あんまり感じられないと言うか…何しに出てきたんだという気持ち。
あと少年とギャングの問題も物語に絡められているのですが、この少年のタイラー・レイクに対するリベンジストーリーが割とノイズだったりします。不意打ちしちゃうしね…。
ストーリーの進み具合では?となる場面もいくつかありますが、それを凌駕するアクションの爽快さでそこまで気にはならないかと思います!
何も考えずに観れます
この『タイラー・レイク』は本当に何も考えずに観れます。雷神好きもそうでない人も、彼のタッパのでかさと筋肉で敵をねじ伏せるアクションに心踊るはず。
外出ができない世の中になってしまっていますが、タイラー・レイクを観ているとこの自粛があけるまで自宅でひたすら筋トレ、イメトレというのも悪くないかもしれません。
まとめ
お家映画第一弾、『タイラー・レイク-命の奪還-』のレビュー、いかがでしたでしょうか。
自宅で時間が余ってるかと思いますので、ぜひこの爽快な映画で窮屈なストレスをぶっ飛ばしてください!
いつか来るコロナ後の世界のために、今は映画館に行きたい気持ちをグッと抑えてお家映画を楽しみましょう!