また観られる日のために…忘れちゃいけない“レイトショー”。

みやざわ支配人

最近、新型コロナウイルスによる時短営業などで、レイトショーを観る機会がかなり減ってしまっていますね。

というのも、緊急事態宣言が出ていないエリアでも商業施設などが20時や21時までの時短営業となっていて、本来のレイトショーの時間帯である”20時以降”に映画の上映がない状況が続いています。

レイトショーが観られない日々がかなり長く続いているので、このままだと「どんな上映回だったっけ?」と忘れさられてしまいそうです…。

そこで今回は、コロナ禍の今観る機会が減ってしまった「レイトショー」の特徴やメリット、注意点を紹介します。

コロナが休息したとき、レイトショーを思いっきり楽しめるように予習しておきましょう。

最近コロナの影響でレイトショーが減っている…

最近、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」や「まん延防止措置」などの影響で、レイトショーが減ったりなくなったりしています…。

例えば、3回目となる緊急事態宣言下(2021年6月)では映画館は「夜9時まで」という条件のもと、営業が許可されている状態です。

夜9時までにすべての上映を終了できるよう、最終入場時刻は夜7時頃になっており、レイトショーはありません。レイトショーをやってしまうと、上映終了は夜中になってしまいますからね…。

休業要請が出されていた少し前と比べれば、時短営業とはいえ映画館に足に運べるのは嬉しい状況といえます。

でも正直のところ、レイトショーが観られないのはやっぱりすこし心寂しいものですね…。

レイトショーとは

そもそもレイトショーとは、上映開始時刻が20時以降である、夜の上映回のことです。

くわしくは後述していますが、割引でお得に映画を鑑賞できたり、昼間とは違う落ち着いた雰囲気を楽しめたり…などのメリットがあります。

レイトショーの詳細については、以下の記事でくわしく紹介しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。

今さら聞けない”レイトショー”。割引や年齢制限について知っておきましょう!

2020年9月6日

レイトショーの特徴

レイトショーは、ただ上映開始時刻が遅いだけでなく、いくつかの嬉しいメリットがあります。

ここでは、知っておきたいレイトショーの特徴を2つ紹介していきます。

割引でお得に鑑賞できる

レイトショーの最大の特徴は、「レイトショー割引」でいつもよりお得に映画を鑑賞できることです。

割引の金額は劇場によって異なりますが、一般的に500円〜600円ほど安く映画を楽しめます。

レイトショーを3〜4回観れば、映画1本分の鑑賞料金を浮かせられると考えると、かなり大きいですよね!

例えば、TOHOシネマズだと一般料金「1,900円」のところ、レイトショーは「1,300円」と600円もお得です。

TOHOシネマズでは、上映開始時間が20時以降の作品について1作品1,300円でご鑑賞いただけます。

引用:お得に映画を観よう!

上映時刻が20時以降というだけで、こんなに安く映画を観られるのは嬉しいですね。

「できるだけお得に映画を楽しみたい!」という方は、レイトショーに足を運んでみましょう。

他の上映回より空いていることが多い

劇場のロケーションや作品にもよりますが、レイトショーは他の上映会と比較して空いていることが多いです。

特に次の日が仕事…という月曜日〜木曜日、日曜日のレイトショーは狙い目です。

「家族連れや学生で賑わっている映画館よりも、シーンと落ち着いている映画館の方が好き」「映画に没頭したい!」という方には、レイトショーがおすすめです。

仕事終わりのデートに最適

20時以降に上映が開始するレイトショーは、仕事終わりのデートに最適です。

仕事終わりに待ち合わせをしてサクッと食事を済ませた後、20時〜21時頃から映画鑑賞という流れが、まさに仕事終わりのデートにぴったりなんですよね。

さらに、上でお伝えしたように、この時間帯の映画館は空いていることも多いので、休日の昼間とは違う大人な雰囲気の映画館が楽しめます。

ハッピーエンドの恋愛映画を観れば、ふたりの気分が高まること間違いなしです。

コロナが終息して、気兼ねなく夜遅くまでデートできる日常が戻ったときには、ぜひ大人なレイトショーデートを楽しんでくださいね。

上映終了時間に注意!

ここまでで、レイトショーの魅力をたっぷりお伝えしてきました。

ただし、レイトショーを観る際は、次の2つの点に注意してください。

年齢制限

日本には、各都道府県で「青少年健全育成法」という条例が定められています。

そのため、18歳未満の人は上映終了時刻が23時を過ぎる上映会を鑑賞することはできません。これは、仮に親が同伴していても基本的に入場はできません。

『ドラえもん』や『アンパンマン』などの子供向けの作品や、家族で一緒に観るような作品は、条例に引っかからない時間帯に上映されることがほとんどですが、念のため把握しておくと安心です。

また、都道府県によっては、条例の時刻や条件が異なることがあります。例えば、大阪府では、18再未満は22時以降、保護者同伴でない16歳未満は19時以降が終了時刻となる上映会への入場を禁止しています。

※終映が22時を過ぎる場合、18歳未満の方は保護者同伴でもご入場いただけません。
また、16歳未満の方で保護者同伴でない場合は、終映が19時を過ぎる上映回にはご入場いただけません。

引用:TOHOシネマズ 割引サービス

レイトショーを観に行く際は、お住まいの都道府県の映画館の「年齢制限」を確認しておきましょう。

終電を逃さないように…

レイトショーは、終了時刻が24時近くになることも珍しくありません…。

映画を鑑賞していると時の流れを忘れてしまいそうになりますが、くれぐれも終電を逃さないようご注意ください。

エンドロールで映画の余韻にたっぷり浸れるくらい余裕があるのが理想です。レイトショーのチケットを購入する前に、帰りの電車の時刻表をしっかりチェックしておきましょう。

またレイトショーが観られる日を待ちましょう

今回は、「レイトショーってどんな上映会だったっけ?」という方に向けてレイトショーの魅力をお伝えしました。

仕事終わりのちょうど良い時間帯に、落ち着いた雰囲気の映画館でお得に映画が楽しめるレイトショー。コロナ禍で早々と家に帰ることが増えた今、まるで夢のような“夜の過ごし方”ですよね。

一刻も早くコロナが終息して、またレイトショーを観られる日が来るのを待ちましょう。




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わたしが書きました。

with Theaterの支配人です。
7年間大手シネコンで劇場マネージャーを務めたのち、デザイン・マーケティングの仕事を経て独立。今でも映画館の仕事は素敵だと思っています。尊敬する人物はジャッキー・チェン。仕事でトム・クルーズに会った時に緊張し過ぎて顔が白くなった経験あり。