映画館のアルバイトに合格するために!面接官が見ている5つのこと。

「映画館で働きたい。」

こう考えている人は意外と多い。これまでの経験から、そう感じます。

その証拠に、映画館がアルバイトの募集を出すと結構な数の応募が来ます。むしろ、募集していないタイミングでも「アルバイトの募集してませんか?」と問い合わせが来るほどです。

1つの募集に対して、結構な数の応募が来るので“人気の仕事”とも言える映画館でのアルバイト。そのため、「映画館のアルバイトは受かりにくい。」とも言われていますが、しっかりとポイントを抑えれば合格率を上げられます。

今日は、そんな”映画館のアルバイト”について、面接で我々面接官が注目しているポイントを5つに分けてご紹介します。「映画館でアルバイトをしたい!」と考えている方は必見です。

はじめに

映画館へ提出する書類を書く

具体的な5つのポイントに入る前に、映画館のアルバイト募集について、基本的な情報を確認しておきましょう。

なお、これからご紹介する全ての項目に共通しているのですが、応募方法や面接の内容・ポイントなどは、劇場や応募するタイミングによっても違いがあります。あくまで参考程度、面接に向けた予備知識を付けるような認識でお読みください。

募集告知

  • 求人広告(タウンワークなど)
  • 劇場HP
  • 劇場での掲出

アルバイトを募集しているタイミングは、だいたいこれらの媒体で告知が出ています。

学生のアルバイトも多いので、卒業シーズンの2月〜3月あたりは特に多く募集が出ます。あとは、退職があった場合などに追加募集をかけるのが一般的な流れです。

アルバイトは必要人数が揃い次第、募集をやめてしまう事が多いので、見つけたらすぐに応募しましょう。

面接まで

本題の面接に入るまでに、いくつかステップがあります。

  • エントリーする。

当然ですね。メールで受け付けていたり、アプリなどで応募する事も出来ますが、直接電話でエントリーするのが1番好まれます。

  • 履歴書を用意する。

これも当然ですね。ただ、ここで1点お知らせしておきたい事があります。

電話でエントリーした場合、電話の時点でいくつか質疑応答があります。この時点でコミュニケーションが良好に取れていて、募集の条件(年齢・シフト等)に合致していれば、即面接という事があり得ます。

逆に、メールやアプリでエントリーすると、「まずは履歴書を送ってください。」と書類選考になるパターンが多いです。

ちなみに、電話でエントリーして「履歴書を送ってください。」と言われたら、危険信号です…電話での印象が良くなかったのかも知れません。

  • 面接日程と行き方

書類選考を無事に通過すると、面接日時の連絡が届きます。

担当者と面接の日時を調整して、面接会場への行き方を確認してください。当たり前のような事ですが、この”行き方”が意外と難しいです。

その映画館へは簡単に行けても、面接に行く場合、従業員入口から入って行かなければいけない場合もあるからです。

5つのこと

ここまで来たら、残すは面接本番です。

次から説明していく、「面接官が見ている5つのポイント」はこちらです。

  1. 見た目
  2. コミュニケーション力
  3. シフトの融通
  4. 志望動機
  5. 履歴書

ズバリ!この5つに注目して面接を行っています。それぞれ、詳しく説明していきますね。

1.見た目

面接で大切な見た目

「人は見た目だけじゃない!」

確かにそうです。同感です。

もちろん、美男美女が優先されて採用されるなんて事はありませんが、特に”面接”という場では、総合的な意味で見た目は非常に大きな要因になります。

清潔感

わざわざ説明するまでもありませんが…まずは、これですね。

接客業である以上、清潔感は欠かせません。髪の毛が長すぎたり、ボサボサだったり…ヒゲを生やしていたり…論外です。

自分が思う、最高の清潔感で面接に挑みましょう!

ちなみに、気合いを入れてスーツで行く必要はありません。普段通りの私服でOKです。

映画館のサービスレベルと身だしなみ

「サービス業」と呼ばれる仕事の中でも、映画館に求められるサービスレベルは比較的上位に位置します。

優劣を付けるつもりはありませんが、コンビニやスーパーなどとは一線を画しており、ホテルやリゾートの一歩手前というイメージです。

それに相応しい身だしなみを心がけてください。

仕草

これも見た目に入れますが、前述の通り「映画館に求められるサービスレベル」に適した接客をして頂く事になるので、身振り手振りも重要です。

人それぞれ”クセ”はあると思いますが、印象が悪くなるようなものは当然NGです。自分のクセと行動を見直しておきましょう。

2.コミュニケーション力

面接で重要なコミュニケーション力

面接といえばコレですね。

これも映画館ならでは…というわけではありませんが、お客様と接する仕事をする以上は、コミュニケーションを取る力は非常に重要です。

あいさつ

コミュニケーションの入口はあいさつです。

どんな面接でもそうですが、しっかりと「よろしくお願いします!」「ありがとうございました!」が言えてるかどうか。必ず面接官はチェックしています。

これがお客様へのあいさつにも繋がって来るので、当然ですね。

笑顔(表情)

これも、同じです。

ご来場されたお客様に、しっかりと笑顔で応対出来るか。普段から笑顔が出るかどうか。チェックしています。

もちろん、ずっと笑っていても仕方ないので、笑顔だけでなく”表情が豊かか”という基準で見ていますね。

人によっては、緊張で笑顔が出ない…という方もいるかもしれませんが、面接では出来るだけ笑顔を見せましょう!

質問への受け答え

自己紹介…志望動機…自己PRなどなど、面接が始まると面接官から数多くの質問が飛んで来ます。

しかし、この1つ1つの質問自体は、それほど大きな意味を持ちません。

しっかりと質問を理解して、それに答えられているか。いわゆる「コミュニケーションが取れるかどうか」を確認するために質問をしているんです。

もちろん質問への答えが充実していた方が良いですが、内容自体が薄くても、しっかりと自分の事をハキハキと伝え、楽しく面接を進められるように意識する事の方が重要です。

3.シフトの融通

どれだけシフトの融通が効くか

ここからは、少し具体的で”映画館ならでは”の項目も増えてきます。

まずは、シフトの融通です。営業時間の長い映画館では、シフトの融通が利くスタッフが重宝されます。

土日祝・大型連休の出勤

これは、むしろ応募条件にしている場合もあります。

映画館が最も忙しいのは、世間が大型連休のタイミングです。春休み・GW・夏休み・冬休み…みなさんも、こういったタイミングで映画を観に行った経験があるのではないでしょうか?

人気作の公開も多いこの時期に出勤出来ないと、採用の確率がグンと下がります。土日も同様です。

出勤可能時間

映画館のアルバイトは基本的に「早番」「遅番」の入れ替え制です。

シフトのイメージとしては、早番は主婦の方やフリーターがメインで、遅番は学生さんメイン。という劇場が多いです。ただし、これは平日の話。

土日になると、忙しいのは日中の時間帯なので、お昼の時間帯に人手が必要になります。「土日は早番でも出勤できる学生」「早番でも遅番でも出られるフリーター」は非常に重宝されます。

ダブルワークは慣れてから

ダブルワークは禁止ではありません。(劇場による)

ただし、ダブルワークするつもりでも、それは絶対に言わない方が良いです。

これは単純な面接テクニックになるかもしれませんが、面接をする側からするとダブルワークに良い印象はありません。

なぜなら、「うちをメインに考えてほしい!」からです。アルバイトを雇う企業は、恐らくみんな同じ考えだと思います。

映画館では、上映スケジュールに合わせて1週間ごとにアルバイトのシフトを作ります。あらかじめアルバイトスタッフから出勤可能時間を聞いて、それを元にシフトを作っていくので、この「出勤可能時間」が多い方が良いわけです。

ダブルワークをしていると、そっちのシフトもあり、あまり長く「出勤可能時間」を書けなくなってしまうパターンが多いですよね。

そうなる事を、もちろん採用するぼくらは理解しているので、ダブルワークを考えている場合でも、面接では言わない方が良いです。

4.志望動機

たくさんの映画

面接では必ず聞かれる”志望動機”。

あなたは、なんて答えようと思っていますか?

【2.コミュニケーション力】の部分で、質問の内容はそれほど大きな意味を持たないと言いましたが、これだけは例外です。

映画が好き!

はじめに言っておきます。

「映画が大好き!」「●●っていう作品が大好き!」「○○っていう俳優(声優)が大好き!」これらは、なんのプラスにもならない志望動機です。

特に「映画が大好きで…」と話す人は非常に多く、10人のうち7人くらいは言います…。

ぼくらの観点からすると、逆にこれらはマイナスに働く事の方が多いです。

映画館には極めて機密性の高い情報が届きます。例えば、映画の公開情報、新しい映画のチラシ・ポスター、入場者プレゼントの情報、グッズの情報などなど。

これらを、もちろんアルバイトスタッフにも共有するわけですが、作品や俳優(声優)への思い入れが強いと、ルールを守れなくなってしまう場合があります。

こういったトラブルは過去に何度も起きており、たびたび問題になるので、志望動機でそういう事を言われてしまうと、このリスクが頭をよぎってしまうんです。

どういう志望動機が良いか

「映画が好き」というのが、良い志望動機ではない事をご理解頂いたところで…

実際には、どんな志望動機が良いのか、ぼくの経験上ではありますが、好印象であった志望動機をご紹介します。

  • 小さい頃から、ここの映画館を利用させて頂いており、いつか働いてみたいと思っていた。
  • 以前、利用した際のスタッフさんの対応が良くて、私も提供する側に回りたい。
  • これまでの接客の経験を活かして、もうワンランク上のサービスを提供したい。

なんとなく、どれも聞こえが良いですよね。

さらに、何気なく「家から近いこと」や「バイトを通じて成し遂げたい目標」「過去の経験」などを伝えられているので、非常に良いです。

同じ境遇にない方もいらっしゃると思うので、これらを参考に志望動機を考えてみてください。

5.履歴書

映画館の面接に向けて履歴書を書く

最後は履歴書についてです。

ここでは”履歴書の書き方”ではなく、面接後の採用フローに関わる部分と、その重要性をご紹介します。

一般的なこと

「履歴書の書き方」などで検索して出てくるような、一般的な内容は当然抑えておいた方が良いです。

冒頭でも触れましたが、映画館のアルバイトは比較的人気です。他の人に書類で負けないためにも、前述の志望動機なども参考にして、綺麗に書きましょう。

当然ですが、写真も綺麗に撮って貼りましょうね。

面接後の採用フロー

映画館には4〜6名程度のマネージャーと、支配人・副支配人が在籍しています。

↓映画館の社員について、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。↓

映画館で働くということ。〜基礎知識編〜

2018.07.26

面接が終わると、面接官はその面接の結果を他の社員や上司と共有します。この時、もちろん履歴書も一緒に回覧されるので、「誰が見ても美しい履歴書」に仕上げておく事が、最終関門突破の鍵となります。

全員の回覧を終え、満場一致で「採用」となって初めて合格となります。少し大げさに聞こえますが、アルバイト1人雇うのも結構なフローがあるんです。

なので、全員に回覧される事まで考えて履歴書を書きましょう。

最後に

「映画館でアルバイトを始めたい。」と考えている方に向けて、面接官が見ている5つのポイントをご紹介してきました。

映画館に限らず、どんな面接でも必要とされる事も多かったかもしれませんが、最も意識して欲しいのは「映画館で接客する」という事です。

それに相応しい人物かどうか、面接官は総合的に判断しています。笑顔で明るく応対する事で、合格への道は拓かれます。

ちなみに、アルバイトの面接は1件30分程度。1回きりの面接です。

まれに、二次面接を設定される事もありますが、ほとんどの場合1度だけの面接で合否が決まります。

二次面接があるのは、「面接官が新人で必要な情報がヒアリング出来ていない場合」や「社員同士で意見が別れて、最終判断を支配人がする場合」などイレギュラーです。

二次面接に呼ばれたら、ちょっと緊張した方が良いかもしれません…

 






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みやざわ支配人

with Theaterの支配人です。
7年間大手シネコンで劇場マネージャーを務めたのち、デザイン・マーケティングの仕事を経て独立。今でも映画館の仕事は素敵だと思っています。尊敬する人物はジャッキー・チェン。仕事でトム・クルーズに会った時に緊張し過ぎて顔が白くなった経験あり。