最近よく耳にするようになった「IMAX(アイマックス)」。
全国のあらゆる劇場では、「IMAX」での映画鑑賞がおすすめされていますよね。
でも実際には、「名前を聞いたことはあるけど、具体的にはよく知らない…」という人が多いのではないでしょうか。
この記事では、IMAXの特徴やメリット、そして日本でIMAXが観られる主な劇場をご紹介します。
IMAXとは?
IMAXとは、カナダにあるIMAX社によって開発された映画フィルムの規格・映写システムのことです。
IMAXの主な特徴はこの3つ!
- 通常よりも大きなスクリーン
- これまでにない映像美(明るさ1.6倍)
- 臨場感のある音響システム
つまり、普通の映画より鮮明で詳細な映像を、大きなスクリーンで観られるということですね。
また、IMAXならシアター全体で、これまでにない「臨場感」を体感することができます。
ちなみに、映画館でIMAXを観る際は、400〜600円の追加料金が必要ですので覚えておきましょう。
映画館で観られるIMAXの種類
一口に「IMAX」といっても、実際にはいくつかの種類に分かれています。
- IMAX デジタルシアター(3D対応あり)
- IMAXレーザー(3D対応あり)
- IMAXレーザー/GT.テクノロジー(3D対応あり)
日本の映画館で観られるIMAXの多くは、「IMAXデジタルシアター」というもの。
IMAXフィルムで撮った映像をそのまま上映するのには、高価な専用フィルムと専用スクリーンが必要なため、劇場ではIMAXをデジタル処理して上映する「IMAX デジタルシアター」が導入されています。
しかし、最近では、IMAXよりもさらに映像・音響が改善された「IMAX レーザー」を導入する劇場が増えてきています。
その背景には、4K解像度のプロジェクターなど、IMAXよりも大きいサイズのスクリーンの普及により、「IMAX デジタルシアター」のメリットが弱まってしまっていることはあげられます。
レーザーの特徴は、その名の通り、プロジェクターの高原が従来の白色灯ではなくレーザーになっており、解像度がデジタルシアターの2倍の「4K」であることです。
さらに「IMAXデジタルシアター」よりも、高精細でコントラストの深い映像で、簡単に言えば「IMAXレーザー」は超高画質なIMAXとなります。
そして、最後に紹介するのが「IMAXレーザー/GTテクノロジー」。
GTは「Giant Theater(ジャイアントシアター)」の略で、通常のIMAXよりもさらに大きなスクリーンでのみ上映が許可されているのが特徴です。
IMAXで視聴したい作品
そんなIMAXの特徴や種類が分かったところで、IMAXとの相性がいい作品が気になりますよね。
2018年にユナイテッド・シネマによって行われた「IMAX総選挙」の結果と共に「IMAXで観たい作品」の特徴について考えてみましょう。
「IMAX総選挙」の内容は、IMAXで観たい作品を選んで投票し、投票数が多い4作品をIMAXで再上映するというもの。(実際には上位7作品が上映されました。)
候補として『シン・ゴジラ』や『インセプション』などの人気作品がエントリーしていましたが、上位4位に選ばれたのは以下の4作品でした。
- ダークナイト(アクション)
- インターステラー(SF)
- マッドマックス(アクション)
- ラ・ラ・ランド(ミュージカル)
1位に選ばれたのは、映画『バッドマン ビギンス』の続編である『ダークナイト』。そして2位は、クリストファー・ノーラン監督による大ヒット映画『インターステラー』という結果に。
実はこれらの監督「クリストファー・ノーラン」は大のIMAX愛好家。
というのも、ノーラン監督はフィルムで映画を撮ることにこだわっており(詳しいことは映画『サイド・バイ・サイド』をご覧ください…)、デジタル撮影最盛期のこの時代にフィルムでの撮影を行い続けています。
映画用のフィルムというのが一概には言えないのですが、デジタル画質に換算すると35mmのフィルム=4Kほどの画質になっており、IMAX上映と非常に相性がいいのです(大きな画面でも画質の劣化が少ない)
そんなノーラン監督の映画をはじめ、「IMAXで観るなら、迫力のあるアクション・SF映画がいい!」という人が多いようです。
また、IMAXは音響システムにも優れているので、『ラ・ラ・ランド』などのミュージカル映画とも相性がいいですよ。
「臨場感が楽しめる」というIMAXの特徴を最大限に生かすためにも、落ち着いたシーンの多い映画よりも、迫力のあるアクションやSF映画などの視聴がおすすめです。
IMAXを観るならここ!おすすめの座席
せっかく追加料金を払ってIMAXを観るなら、ベストポジションで映画鑑賞がしたいですよね。
IMAXは、シアターのどこからでも「臨場感」が楽しめるように設計されていますが、強いて言うなら「前方より・中央」の座席がおすすめです。
最前列から数えて4列目と前方寄りのこの席からスクリーンを見上げてみると、IMAXの巨大なスクリーンに視界全体を包み込まれるような感覚になる。
引用:MOVIE WALKER
ふだん劇場を利用する際は、後方より・中央の座席を選ぶ方が多いと思いますが、IMAXの場合は前方寄りの座席を選んであげることで、より臨場感が楽しめます。
しかし、前方座席にもデメリットはあります。
私も『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』をIMAXの最前席で観賞したのですが、画面がでかすぎて画面横端に出てくる字幕が視界に収まりきりませんでした。
他にも、前すぎる座席はどうしても若干見上げる形になるので、首がしんどくなる可能性もあります。
とは言っても、後方に座りすぎてしまうと、IMAX本来の持ち味である臨場感が損なわれてしまうので、中央から前方よりがやはりおすすめです。
ぜひ前方よりの座席を確保して、IMAXの巨大スクリーンで映画を堪能してみてくださいね。
IMAXが観られる上映館まとめ
最後に、IMAXが観られる劇場をまとめてご紹介します。
TOHOシネマズ
- TOHOシネマズ 新宿(IMAXレーザー)
- TOHOシネマズ 流山おおたかの森(IMAXレーザー)
- TOHOシネマズ 日比谷(IMAXデジタルシアター)
- TOHOシネマズ 立川立飛(IMAXデジタルシアター)
- TOHOシネマズ 仙台(IMAXデジタルシアター)
- TOHOシネマズ ららぽーと横浜(IMAXデジタルシアター)
- TOHOシネマズ 二条(IMAXデジタルシアター)
- TOHOシネマズ なんば(IMAXデジタルシアター)
109シネマズ
- 109シネマズ 大阪エキスポシティ(IMAXレーザー/GTテクノロジー)
- 109シネマズ 菖蒲(IMAXレーザー)
- 109シネマズ グランベリーパーク(IMAXレーザー)
- 109シネマズ 川崎(IMAXレーザー)
- 109シネマズ 名古屋(IMAXレーザー)
ユナイテッドシネマズ
- ユナイテッドシネマズ 札幌(IMAXレーザー)
- ユナイテッドシネマズ 浦和(IMAXレーザー)
- ユナイテッドシネマズ 松戸(IMAXレーザー)
- ユナイテッドシネマズ としまえん(IMAXレーザー)
- ユナイテッドシネマズ キャナルシティ13(IMAXレーザー)
- ユナイテッドシネマズ 浦添(IMAXレーザー)
- ユナイテッドシネマズ 豊橋18(IMAXデジタルシアター)
- ユナイテッドシネマズ 岸和田(IMAXデジタルシアター)
イオンシネマ
- イオンシネマ 大高(IMAXデジタルシアター)
自宅でも臨場感ある映像を楽しみたい方へ
ここまで、映画館で臨場感あふれる映像体験が出来るIMAXについて、ご紹介してきました。
ただ、やはり映画館でなると、「映像体験には興味があるけど観たい作品がない…」「気軽に観たいけど、映画料金がちょっと…」という方も少なくないはずです。
そこで、自宅でも手軽に臨場感溢れる映像体験が出来る、最高のVRを1つご紹介したいと思います。
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IMAXで映画の「臨場感」を満喫しよう!
この記事では、IMAXの魅力と実際にIMAXが楽しめる劇場を紹介しました。
通常の上映でも十分な迫力がある映画館ですが、IMAXを利用すれば、より鮮明で詳細な映像を、大きなスクリーンで観ることが可能です。
全国のたくさんの劇場でIMAXを体感することができますので、この記事を読んで気になった方はぜひ利用してみてくださいね!